元旦会 1月 1日 10:30~
春季彼岸会 春分の日 13:30~
花まつり 4月 9日 13:30~
永代経法要 6月 9日 13:30~
盂蘭盆会 8月15日 13:30~
秋季彼岸会 秋分の日 13:30~
報恩講法要 11月23日 10:30~
真応寺では、年間の主な行事として、元旦会(1月1日)、春季彼岸会(3月)、花まつり(4月)、永代経法要(6月)、盂蘭盆会(8月15日)、秋季彼岸会(9月)、報恩講法要(11月23日)が勤修されます。
また、毎月9日の午後1時30分からの法話会には、たくさんの御門徒の皆様がご聴聞に参拝されます。お法(みのり)を頂いた後のお茶会では、本堂が楽しいおしゃべりでいっぱいになります。
毎年5月には、親鸞聖人の御旧跡を訪ねる参拝旅行が行われ、見学地周辺の味覚や温泉を楽しみながら、親睦を深めています。また、気候の穏やかな季節に不定期に開催される「真遊会(お散歩の会)」では、川越や岩槻などの歴史ある町並みをゆっくり散策したり、鉄道博物館などを見学したり、時には、浅草でおいしい天ぷらを食べたりするなど、参加してくださった皆様と楽しいひとときを過ごしています。
その他、毎週月曜日には地元の女性コーラスグループが本堂で練習し、豊かな歌声を響かせています。毎週火曜日の健康教室も人気の行事です。さらに、年末のお餅つきには、大勢の皆様が参加され、元気なかけ声が境内にあふれます。
真応寺では、法要や法話会の最後に、仏教讃歌や心の温まる歌を、皆さんで歌うことが恒例となっています。住職の歌声に合わせ、参拝の皆様の元気な歌声が本堂いっぱいに響きます。また、音楽法要を勤修したり、行事のアトラクションとして、プロのマリンバ奏者による演奏や音楽大学生によるミニコンサートが計画されるなど、お念仏と音楽のあふれる寺を目指しています。
真応寺のルーツは、北陸の越前国(福井県)にあります。
1575年、越前国丹生郡の天台宗真入院は朝倉攻めの織田信長の軍勢によって破壊されました。1591年村の人々の願いによって本願寺に帰依改宗し、浄土真宗の道場として再建され、1684年真光寺と号し、浄喜師が第一世住職となりました。その後、三百有余年、時には寺運の隆替はありましたが、法灯連綿として絶えることなく、聞真実功徳の法を深信するお念仏の道場として今に至っています。明治大正期に華厳経学を研究し勧学職を授けられた熱田霊知師は、真光寺第16世住職であり、真応寺開基住職・熱田英明の祖父に当たります。
真光寺17世住職の四男である熱田英明は、昭和55年4月、福井から上京した首都圏在住の門信徒のために、現在地において「真光寺分院」を創建しました。その後、平成4年9月には本山より非法人教会「真応教会」の寺号公称を許可され、さらに、平成7年3月、埼玉県知事より「規則認証書」を受けて宗教法人登記が完了し、本山より宗教法人「真応寺」の寺号公称を許可され、熱田英明が初代住職に就任いたしました。平成16年5月5日には、組内ご寺院の皆様の温かいお力添えをいただき、念願の新本堂の落慶法要を勤修させていただきました。
初代住職熱田英明は、22年間住職を務めた後、平成29年8月31日に退任いたしました。第2世住職には、英明の次男の熱田庫康が就任し現在に至っています。なお、初代住職熱田英明は、平成30年9月27日、89歳を一期に往生の素懐を遂げさせていただきました。
お寺の住職として、時間の空いている時には少しでも社会に役立つ活動をしたいと考えておりますが、私には、被災地などに行ってボランティアをするなどの体力はありません。力仕事はとても苦手です。そこで、自分ができる社会貢献活動は何かないかと考え、現在、「音楽教育駆け込み寺」という活動を継続しています。
住職の熱田庫康は、54歳までさいたま市内の小学校で教員をしておりました。主に音楽の指導をしており、授業の他に合唱や吹奏楽の部活動も担当し、埼玉県の代表として関東や全国の大会にも出場しておりました。また、文部科学省からの委嘱で、学習指導要領の小学校音楽編解説書の作成協力委員も長い期間務めておりました。
そんな経歴があるので、お寺を継いでからも、「音楽教育駆け込み寺」という勉強会を主宰して、全国の音楽の先生方のお悩みごとの相談にのったり、勉強会を対面やオンラインで開催したり、時には学校へ行って子どもたちの指導をしたりするなどの活動を無償で実施してきました。
もちろん、お寺の仕事が最優先ですので、先生方とお約束をしていても、葬儀が入ったりして、突然の予定変更をお願いすることもよくあります。でも、自分の得意なことで、先生方のお悩みが解決し、それが子どもたちの笑顔に繋がるかと思うととてもやりがいを感じています。